Magic Tree House シリーズ64冊読んだ感想 (下) 【英語多読】
Magic Tree House シリーズ本編の続編で、より困難で危険なミッションに挑む Merlin Missions シリーズと Super Edition シリーズ。
本編 36 冊を読了したので、ファンタジー要素が増え語数や難易度が上昇した続編シリーズも全巻読んでみました。Jack と Annie が魔法を使うなど本編とは異なる要素があり、新鮮さがありました!
目 次
Magic Tree House Merlin Missions シリーズ他
概要
日本語タイトル | マジック・ツリーハウス | |
著者 | Mary Pope Osborne (メアリー・ポープ・オズボーン) | |
MM | 巻数 | 既刊27巻 (2022年1月時点) |
YL | 3.2~3.6 | |
語数 | 各巻 約11,100~約15,400語 (計345,827語) | |
SE | 巻数 | 既刊1巻 (2022年1月時点) |
YL | 3.6 | |
語数 | 約22,400語 |
より困難、よりスリリングな冒険へ!
8 歳の兄 Jack と 7 歳の妹 Annie が、家の近くの木の上に不思議な小屋から様々な時代・世界へとタイムスリップをして冒険をする Magic Tree House シリーズ (以下本編)。そのシリーズ 28 巻の後に始まったのが Merlin Missions シリーズ (以下 MM)と Super Edition シリーズ (以下 SE)。
読んでいて感じたシリーズの特徴は下。
- MM 1 ~ 4 巻、27 巻の舞台は架空世界でファンタジー色が強い
- MM 5 ~ 26 巻、SE 1 巻は現実世界が舞台でファンタジー色は控え目。本編と同様に歴史や文化の勉強にもなる
- MM、SE 共に本編よりも語数が増え、表現が多彩になっている
- 4 冊で 1 セットなのは本編と変わりないが、MM 25 ~ 27 巻、SE 1 巻は完全に 1 冊完結型
MM 1 ~ 4 巻や 27 巻は架空世界が舞台で魔法やドラゴンなどの要素が強く新鮮で良かったが、やはり現実世界を舞台にしていた MM 5 巻以降の方が勉強にもなって楽しかったかな。特に、トランペット奏者のルイ・アームストロング (MM 14 巻) とかアイルランドの劇作家オーガスタ・グレゴリー (MM 15 巻) を題材にした話は面白かったし、読了後にその巻で登場した偉人・有名人についてインターネットで情報を調べるのが地味に面白かった!
あとは、Jack と Annie が魔法を使う場面ができたことで、本編以上に危険な状況に遭遇することが増えたのはスリルが増えて良かったかな。危機を魔法で解決するというご都合主義感はあったけど、魔法があるのでより通常では乗り越えられない危険で困難なミッションに挑めるようになったし、基本は魔法は 1 回しか使えないという縛りがあり何でもかんでも魔法で解決というわけにはいかず、2 人の知恵と工夫で乗り越えていくというスタイルだったのが良かった。
不満点ももちろんあったけど、まぁ子供向けの物語だからな……。あえて言えば、成長要素が薄かったのは残念だったかな。装備を充実させていくとか、新たな魔法やスキルを覚えていくとか、そういう要素が無く、毎回レベル 1 から初めている感じ。せっかく色々な冒険をしているので、各巻でそれぞれ何かを学び、後続の話で学んだ技能を活かすという展開がもっとあればより楽しめたのではないかなと。
これで MTH は本編 36 冊、MM 編 27 冊、SE 編 1 冊の計 64 冊読んだわけで。1 冊の語数がそこまで多いわけではないけど、やはり冊数が多いと大変だったわ……。それでも自分の知らない文化や偉人について、浅くはあるけど色々と知れて良かった。物語の面白さ的には今一つの巻もそれなりにあったけど、全体的には読んで良かった!
個人的なおすすめ巻
個人的なおすすめは 13 ~ 16 巻と 26 巻。13 ~ 16 巻では、歴史上の有名人がまだ子供の頃、有名になる前を描いていたりして独自の展開が面白かった。でも一番は 26 巻「Balto of the Blue Dawn (走れ犬ぞり、命を救え!)」。感染症の蔓延した極寒の地にある街に、なんとかワクチンを届けようと奮闘する物語。MTH 全体の中で一番好き。
Jack の年齢を気にしながら読んでいたけど……
殆どの巻ではその時の季節や月日について言及していたので、本編 1 巻から何年たっているのかというのをずっと気にしながら読んでいたけど、Jack は 11 歳になった後は何度夏を迎えても 11 歳のままで年を取らなくなっていたのは驚いた (MM 24 巻で Jack が 11歳という発言があった)。というか、少し残念だった! 中学生・高校生の Jack や Annie を見られるのかなと少し楽しみにしていたので……。
あと、MM 24 巻 (MTH 全体で 52 冊目) 時点で 52 回目の冒険という発言があったので、各シリーズの時系列は以下になるのかな。
[本編 1 ~ 24 巻] → [MM 1 巻] → [本編 25 ~ 28 巻] → [MM 2 ~ 24 巻] → [SE 1 巻] → [MM 25 ~ 27 巻] → [本編 29 ~ 36 巻]
読み始める前は本編 1 ~ 36 巻の後が MM 編なのだと思っていたけど、出版年順がそのまま時系列順になっているっぽい (MM 1 巻のみ異なる)。まぁそんなに細かく考えて読む必要もないけど、作中で過去の冒険を振り返ることがたまにあったので、基本的に出版年順で読んでいくのが一番分かりやすいんだろうな。
主な登場人物
MM 編と SE で主に登場するのは以下の面々。本編では Jack と Annie 2 人だけの冒険が殆どだったけど、MM と SE では Teddy と Kathleen が同行する巻がある程度あり、新鮮で良かった。
Jack | 男の子。慎重派で知識担当 |
Annie | Jack の妹。行動派で直感担当 |
Morgan | ツリーハウスを作った人物。魔法使い |
Merlin | Jack と Annie に依頼をしてくる魔法使い |
Teddy | MTH 本編でも登場した魔法使い見習い。2 巻から登場 |
Kathleen | Teddy の友人で魔法使い見習い。3 巻から登場 |
導入のあらすじと簡単な感想 (1 ~ 8 巻)
1 ~ 4 巻
Jack と Annie は神話と伝説の世界で、Merlin が必要とするアイテムを探し求めることになる。
#1: Christmas in Camelot
YL | 3.2 |
総語数 | 11,153 |
邦訳 | ドラゴンと魔法の水 |
最後に Morgan と会ってから数か月が経過し、今は冬休み。木の枝にとまっていた白い鳥を Morgan からの遣いと感じた Annie は Jack と共に林へと向かい、ツリーハウスを見つけた。しかし Morgan の姿は無く、代わりに置いてあったのは彼女の故郷 Camelot への招待状。そして 2 人はクリスマスを Camelot で過ごす事になった――。
時系列的には MTH 本編 24 巻 (サンフランシスコの巨大地震の話) の後で、舞台は魔法やドラゴンなどが登場する架空の世界。都である Camelot が危機に陥っており、Jack と Annie が異世界に行って、都を救うために必要なアイテムを探してくるとう物語。Merlin の姿も初登場。本編では Morgan の邪魔をしていたから悪者なのかなと思っていたけど、思っていたより好々爺っぽいな。今後は彼がどう関係して、どう物語が展開していくのか楽しみだ!
#2: Haunted Castle on Hallow’s Eve
YL | 3.3 |
総語数 | 11,205 |
邦訳 | 幽霊城の秘宝 |
秋。ハロウィンの仮装について話していた Jack と Annie の下に巨大な黒い鳥が降り立った。Morgan からの遣いと感じた Annie と Jack はツリーハウスに向かう。部屋には誰もいなかったが、Merlin からのハロウィンの招待状が舞い降りてきた。2 人は喜んで招待に応じたのだった――。
王国の郊外にある、幽霊が出るらしい侯爵の城の秩序を取り戻すのが今回のミッションで、MTH 本編 20 巻に登場した Morgan の弟子の魔法使い Teddy が再登場。Teddy は子犬の頃は賢かったが、人間になったらお調子者に (笑。でも彼がいると道中の会話が楽しくなって良いね。物語は 1 巻よりも読み応えがあったし、韻を踏んでいる魔法の呪文がが面白かった! ところで、Halloween の昔の言い方が “All Hallows’ Eve” らしい。へー。
#3: Summer of the Sea Serpent
YL | 3.3 |
総語数 | 11,122 |
邦訳 | 聖剣と海の大蛇 |
夏至。上級で旋回しているカモメを遣いだと判断した Annie と Jack。昨年の秋以来となるツリーハウスに到着すると、貝殻の招待状が置かれていた。今回の目的は光の剣を見つけること。蜘蛛や幽霊など危険な説明が含まれていたのを見て、Teddy の協力があることを願いながら 2 人は冒険に旅立った――。
今回は Camelot よりも昔の時代で、霧に消えた島を舞台に自然や危険生物と対決。蜘蛛が出てきたので、珍しく取り乱す姿の Annie 見られて面白かった。 いや、洞窟で巨大蜘蛛に迫られたら Annie でなくても取り乱すけれども (笑。Jack は普段以上にしっかりしなくてはと意気込んでいたのはさすが兄。道中で Teddy と、初登場となる Kathleen を仲間に加え、一層冒険ぽくなって楽しかった。ところで Jack は本編 1 巻時点で 8歳半だったから、今は 10 歳なのかな? 時系列が良くわからん……。
#4: Winter of the Ice Wizard
YL | 3.3 |
総語数 | 11,217 |
邦訳 | オオカミと氷の魔法使い |
冬。今日が冬至ということに気付いた Jack と Annie。夏至に Merlin から手助けを請われたことを思い出した 2 人は、冬至である今日も Merlin が助けを必要としているかもしれないと思いツリーハウスへ向かう。しかし道中、ツリーハウスへと向かう 2 人の人影を発見。焦って駆け付けると、その 2 人は Teddy と Kathleen だった――!
Merlin の杖が盗まれたので、4 人で冬の国へ行き杖を取り返しに行くという物語。導入からすでに新鮮な展開。現実世界を見た Teddy の反応が良かったし、最初から 4 人で冒険するというのも珍しくて面白かった。次回からまた現実世界でのミッションになるらしいが、どんな物語になるのか気になるところ。あと、この時点で Jack は 10 歳、Annie は 9 歳との言及があり、年齢が判明してスッキリした!
5 ~ 8 巻
Morgan と Merlin は、Jack と Annie が魔法を使うに値する人間か試すことにした。Teddy と Kathleen から 10 回だけ魔法が使える本を貰った Jack と Annie は、これから現実世界の各地で 4 つのミッションに挑む。
#5: Carnival at Candlelight
YL | 3.3 |
総語数 | 11,833 |
邦訳 | ベネチアと金のライオン |
2 月の朝。夢で予感を得た Jack と Annie はツリーハウスへ向かい、Teddy と Kathleen と再会した。どうやら、Jack と Annie は魔法を使う準備ができたと Morgan は考えているが、Merlin は人が魔法を使うことに懸念を抱いており、2 人をテストすることにしたとのこと。Teddy と Kathleen から 10 回分の魔法が書かれた本をもらい受け、Jack と Annie は、1 つ目のミッションに挑む――。
250 年以上前のイタリアのベネチアが舞台。現実世界で本の記述を読みながら探索する様は MTH 本編のような雰囲気があり、後半では困難を魔法を駆使して切り抜けるというファンタジー要素があり、良い部分が組み合わさった感じがあって面白かった。やはり現実世界が舞台だと勉強にもなって良いね。最終的に Jack と Annie がどんな魔法を使えるようになるのかも気になるので、残り 3 冊も早く読みたい……!
#6: Season of the Sandstorms
YL | 3.3 |
総語数 | 11,815 |
邦訳 | アラビアの空飛ぶ魔法 |
前回の冒険から数週間後。ツリーハウスを見た Annie は、Jack を連れ釣りハウスへと向かった。床には本と手紙。本はバグダッドに関する内容であり、手紙には指導者を手助けせよとの記載が。2 つ目のミッションをこなすため、2 人は冒険に出る――。
黄金時代のバグダッドが舞台。ラクダで砂漠を越え、いざバグダッドへ! というノリだったが、砂漠やバグダッドの様子は大変興味深く面白かった。MM シリーズは魔法でご都合主義的に解決ということにはなるけど、その分 MTH 本編よりも大変な状況や危機に直面してドキドキ感が増しているのが良いね。楽しく読めた。
#7: Night of the New Magicians
YL | 3.4 |
総語数 | 11,651 |
邦訳 | パリと四人の魔術師 |
夏の夕暮れ。家の近くを歩いていた Jack と Annie は、林の方向から虫の鳴き声が聞こえなくなったことに気づく。これは予兆だと察した 2 人はツリーハウスへと向かい、本と紙を見つける。3 つ目のミッションは、パリで悪の魔法使いが 4 人の魔術師の秘密を盗もうとしているのを防ぐこと。2 人は早速パリへ向かった――。
1889 年のパリ万国博覧会が舞台。各国の催しやエッフェル塔の様相は描写され、著名人達が出てくるとナルホドと思わされた。というか、シリーズ初の金銭の持ち込みがあったのは驚いた。まぁ催しは有料だから当たり前だが。それにしても聞いたことがある土地や言葉が出てくるとやはり面白いね。オチはそれで良いのか、と少し思わなくもないけど (笑。さて、次は今回の最後のミッションだ! 楽しみ。
#8: Blizzard of the Blue Moon
YL | 3.5 |
総語数 | 12,481 |
邦訳 | ユニコーン奇跡の脱出 |
11 月。外出中に林で光を見た Annie は、Jack と共にツリーハウスへと向かう。4 つ目のミッションは魔法に捕らわれたユニコーンを解放すること。2 人は最後のミッションを達成するため、ニューヨークへと旅立つ――。
舞台は 1938 年のニューヨーク。世界恐慌中で、地下鉄に物乞いがいる様子などは、普段よりリアルな描写に感じたかな。道中で色々気になる人物が出てきたなと思っていたけど、明確な敵サイドのキャラクターが出てくるとは驚いた。今後の展開が俄然気になってきた! あと、最後はちゃんと魔法の杖を授けてくれてよかったよ。また everyday magic みたいにお茶を濁されるのかと思った (笑。それにしても MM 編は時間の経過が速いな! そろそろ Jack は 11 歳かな?
導入のあらすじと簡単な感想 (9 ~ 16 巻)
9 ~ 12 巻
調子の悪い Merlin を元気づけるために、Morgan は Jack と Annie に幸せの秘密を 4 つ探してほしいと依頼する。Jack と Annie は前回の冒険で貰った魔法の杖を手に、新たなミッションに挑む。
#9: Dragon of the Red Dawn
YL | 3.4 |
総語数 | 11,384 |
邦訳 | 江戸の大火と伝説の龍 |
3 月上旬の早朝。部屋の窓を叩いている鳥がいるなと Jack が思っていたら、それは Teddy と Kathleen だった! Jack と Annie は急いでツリーハウスへと向かい、Teddy と Kathleen と合流した。どうやら、Merlin の調子が悪く、彼を元気づけるために 4 つの幸せの秘密を探して欲しいと Morgan が考えているらしい。Jack と Annie は早速 1 つめの秘密を探しに冒険に出た――。
舞台は江戸。やってきました 2 回目の日本。1 回目はシリーズ序盤だったから内容がアッサリしていて少し物足りなかったので、ここでもう一度日本が来たのはうれしい! 物語的には江戸文化やわび・さびの紹介がメインで、英語だとそう説明するのかぁという発見はあった。ちょっと違うんじゃない? と思うところもあったけど (笑。魔法の要素は後半にあっただけで、全体的には MTH 本編のような雰囲気で良かった。
#10: Monday with a Mad Genius
YL | 3.4 |
総語数 | 12,638 |
邦訳 | ダ・ヴィンチ空を飛ぶ |
学校の新学期初日となる月曜日の朝。登校前にツリーハウスを見つけた Annie は Jack を連れツリーハウスへと向かう。そこには Teddy とKathleen がおり、レオナルド・ダ・ヴィンチの伝記を渡してきた。2 つ目の幸せの秘密を見つけるため 2 人は過去のイタリアへと出向く――。
500 年前のイタリアが舞台。レオナルド・ダ・ヴィンチの多彩で多趣味な部分がよく表れていて面白かった。いままでの偉人とは異なり、様々な事に挑戦し、失敗し、立ち直るという過程が描かれていたのが特に良かった。ただ、今回は Annie がチョット強引すぎるかなと思ったかなぁ。
#11: Dark Day in the Deep Sea
YL | 3.4 |
総語数 | 11,676 |
邦訳 | 巨大ダコと海の神秘 |
夏。自転車で移動中にカモメを見た Jack と Annie は、これを予兆と感じツリーハウスへと向かう。今回も Teddy と Kathleen がメッセンジャーとして来ており、海の本を渡してきた。過去、海で体験した様々な冒険を思い出しながら、Jack と Annie は海に再び赴く――。
1870 年代の南の島が舞台。海洋学者を乗せた調査船と遭遇し、深海生物について学ぶ回。過去に海賊と出会ったことがあるので船員との邂逅に慎重になっている辺りは成長を感じたし、壊血病について触れられていたのは良かった。ただ、今回の出来事は 2 人の自業自得感があったし、自分達の都合だけで行動している身勝手さを強く感じてしまい、個人的にはそんなに楽しめなかったかな……。
#12: Eve of the Emperor Penguin
YL | 3.4 |
総語数 | 12,547 |
邦訳 | 南極のペンギン王国 |
11 月の午後。庭の掃除をしていた Jack は上空に流れる光を見て予感を感じ、Annie と共にツリーハウスへと向かい、Teddy と Kathleen と再会した。今日中に 4 つ目の幸せの秘密を見つけ出し、Camelot で Merlin にそれを伝えて欲しいとのこと。Jack と Annie は最後のミッションを達成しに、南極へと向かった――。
南極が今回の舞台。観測基地に来ていた各国の人々に紛れ込んで移動しようとする時に、バレないように低い声を出すなど工夫する姿は可笑しく、ペンギン達の様子は可愛らしい。道中で出会った人物も皆性格が良く、今回は全体的に面白かった! そして Jack はそろそろ 12 歳か……。もういっそのこと高校生ぐらいになってからの冒険も読んでみたいね。
13 ~ 16 巻
Jack と Annie に幸せの秘密を教えてもらい元気を取り戻した Merlin は、幸せをより多くの人々に届けたいと考え、2 人に芸術家・創作家の才能を世に伝える手助けをするという新たなミッションを与える。
#13: Moonlight on the Magic Flute
YL | 3.4 |
総語数 | 11,797 |
邦訳 | モーツァルトの魔法の笛 |
春。帰宅中に Teddy と Kathleen を見かけた Annie は、Jack を連れツリーハウスへと向かった。Merlin が望む次のミッションは、優れた芸術家が世に出る手助けをし、多くの人々に幸せを届けること。今回は魔法の杖を 1 回だけ願いが叶う魔法のフルートに変えてもらい、2 人はウィーンで開催されるパーティーへ参加しに出かけた――。
1762 年のオーストリアのウィーンが舞台。今回は本が無い上に、才能と機知で乗り越えろとの指示があったが、必要以上に魔法や本に頼らない展開は面白かった。全く体験したことのない上流海流のパーティーで作法が分からず四苦八苦する様は少々可哀そうではあったが、Jack と Annie の機転の利いた対応は見事だったかな。面白かった!
#14: A Good Night for Ghosts
YL | 3.4 |
総語数 | 13,010 |
邦訳 | 嵐の夜の幽霊海賊 |
秋。早朝、夢で Teddy と Kathleen を見た Annie は Jack を起こし、ツリーハウスへと向かった。ツリーハウスでニューオーリンズの本を受け取り、魔法のフルートを魔法のトランペットに変えてもらった Jack と Annie は、ジャズ・トランペット奏者のルイ・アームストロングに会いに出発した――。
1915 年のルイジアナ州ニューオーリンズが舞台。生活のために音楽を捨て堅実な仕事に付きたいと考えているルイを、音楽の道に進ませるために四苦八苦するという物語。厳しい生活でも明るく生きようとするルイの姿勢は前向きで好感が持てるし、そんな彼を支援しようとする Jack と Annie も良かった。今回の 4 冊は歴史上の人物が有名になる前の時代を描いていることもあり、面白いね!
#15: Leprechaun in Late Winter
YL | 3.4 |
総語数 | 13,376 |
邦訳 | ふしぎの国の誘拐事件 |
3 月上旬。宿題のために外でメモを取っていた Jack のノートに突然 T と K の文字が現れる! 慌てて Annie を呼びに行き、ツリーハウスへと向かった 2 人。部屋には Teddy と Kathleen がおり、今回手助けするのはアイルランドの Augusta と伝えてきた。Kathleen から魔法のアイリッシュ・ホイッスルを受け取り、Jack と Annie は冒険に出た――。
1862 年のアイルランドが舞台。資産家の令嬢 Augusta の家に潜り込むも、煙突の掃除やネズミ捕りなどの仕事もできないただの貧しい子供とみなされる辺りは珍しい展開で、内心かなり楽しんで読んでいた……! 後半は普段よりファンタジー要素が強めだったので好き嫌い分かれそうではあるけど、全体的に珍しい展開だったので個人的には満足。そして Jack はもう 13 歳なんだね。そろそろ中学 2 年生か…。
#16: A Ghost Tale for Christmas Time
YL | 3.4 |
総語数 | 13,479 |
邦訳 | ロンドンのゴースト |
11 月。サッカーの練習からの帰り道、上空に光を見た Jack は Annie と共にツリーハウスへ向かう。4 つ目のミッションは、イギリスで、チャールズ・ディケンズを手助けすること。魔法のヴァイオリンを受け取り、そして動きにくい服装を嫌った Annie は男の子の格好にしてもらうことにして、Jack と Annie はロンドンへと旅立った――。
ヴィクトリア朝時代、1800 年代のロンドンが舞台。富裕層と貧困層の分断が激しい部分がよく描かれており、服装によって扱いが全く異なる様子はなかなか興味深い。荷物を盗むような悪役が珍しく登場して、Jack と Annie は少し理不尽な目にもあったけど、魔法の使いどころはよく物語も全体的に面白かった。そのうちディケンズの本をもっと読んでいきたいな。ところで Jack はそろそろ 14 歳なのだが、実はサザエさん時空で歳を取ってないとか……ないよね?
導入のあらすじと簡単な感想 (17 ~ 24 巻)
17 ~ 20 巻
Teddy のミスにより、ペンギンの Penny が石像になってしまった。呪文を解除するには 4 つのアイテムが必要となる。Jack と Annie は友人たちを助けるため、新たな冒険に挑む。
#17: A Crazy Day with Cobras
YL | 3.4 |
総語数 | 13,469 |
邦訳 | インド大帝国の冒険 |
5 月。Jack と Annie が学校から帰る途中 Teddy と Kathleen が助けを求めてやって来た。どうやら Teddy のミスにより、Penny が石像になってしまい、しかも Morgan と Merlin にバレたら Teddy は王国から追放されかねないらしい。呪文を解くには 4 つのアイテムが必要との情報を得た Jack と Annie は、友人たちを助けるため 1 つ目のアイテムを求めてインドへ赴く――。
400 年前のインドが舞台。Teddy がドジをして、 Morgan と Merlin にばれないように行動するというのは珍しい展開。実は気づかれていそうな気もするけど……。インドの大帝に謁見する場面は緊張感があって良かったが、それよりも今回は動物が絡んだので久しぶりに歯止めがきかない Annie が印象的だったね。まぁ年齢を重ねたからと言って変な風に妥協して欲しくはないし、これが Annie だからもう仕様がないな (笑。
#18: Dogs in the Dead of Night
YL | 3.4 |
総語数 | 13,792 |
邦訳 | アルプスの救助犬バリー |
早朝、Jack と Annie は Teddy と Kathleen が 2 つ目のアイテムの種類を解明したか確認するためツリーハウスへ向かうと、そこには本とメッセージ、そして1 度だけ望む姿に変身できる薬が置かれていた。メッセージを読み、2 つ目のアイテムは白と黄色の花だと理解した 2 人は、スイスのアルプス山脈へと向かった――。
舞台はスイスのアルプス、グラン・サン・ベルナール峠。序盤では今までの物語の中でも最大級の危機で驚いた! さすが雪山。雪の積る山脈でどうやって花を探すのかという、Jack と同じ疑問をずっと持っていたけど、解決方法はナルホドという感じ。セント・バーナード犬の人懐っこさと頼もしさも存分に楽しめた巻だったね。そしてバリーは有名な救助犬らしい。知らなかったよ……。
#19: Abe Lincoln At Last!
YL | 3.5 |
総語数 | 13,166 |
邦訳 | 大統領の秘密 |
早朝、ツリーハウスへと向かった Jack と Annie は、Teddy と Kathleen が置いたであろう本とメッセージ、そして願いを叶える薬を見つける。今回捜索するアイテムは羽、捜索場所はエイブラハム・リンカーンがいるホワイトハウス。2 人は早速冒険へと旅立った――。
1860 年代のワシントン D.C. が舞台というか、リンカーンに焦点を当てた物語。彼の少年時代は知らなかったので興味深かったし。羽って何だろうなと思っていたけど、いざそのアイテムが登場したらナルホドと思わされて面白かった。ただ、色々と先の展開が予想できる部分が多かったので、Jack と Annie の察しの悪さが気になったかな。あと Jack は成長してちょっと口が悪いというか性格が悪くなったかな…? (笑。まぁ予想できない事態が好きじゃないから小さな子供が苦手なんだろうな。
#20: A Perfect Time For Pandas
YL | 3.5 |
総語数 | 13,819 |
邦訳 | パンダ救出作戦 |
朝寝坊をした Jack と Annie は、慌ててツリーハウスへと向かった。最後のアイテム探しの行先は中国西南部。目的のアイテムはヘルシー・フード。一口飲めば体の大きさが 5 倍になる薬を手に、2 人は中国へと向かった――。
2008 年の中国の自然保護区が舞台。今回はパンダが非常に可愛かった! Annie は大のパンダ好きだったようで、物語前半は普段以上に暴走気味だったけど、このパンダの描写を読んでいると確かに夢中になる気持ちは分かるわ。最後は久しぶりに Camelot に行って問題が解決して終わったけど、Teddy 君のしりぬぐいで Jack と Annie はだいぶ危険な目にあったので、彼にはしっかり反省してもらわないとね (笑。さて、MM 編も終盤に入っていくけど、どうなっていくのか楽しみだ……!
21 ~ 24 巻
人生について深く考察していた Merlin は、Jack と Annie に偉大さの秘密について学んでもらおうと、新たに 4 つのミッションを 2 人に与えることにした。
#21: Stallion by Starlight
YL | 3.5 |
総語数 | 13,771 |
邦訳 | アレクサンダー大王の馬 |
6 月。家の近くに突然ペンギンの Penny が現れた! 驚いた Jack と Annie は急いでツリーハウスへと向かうと、そこには Merlin がいた。どうやら彼は人生について考察しており、Jack と Annie に 4 人の人物に会ってもらい、人を偉大たらしめる秘密を学んでもらたいとのこと。1 人目はアレクサンダー大王。願った才能を 1 時間だけ与えてくれる魔法の霧を Merlin から受け取った 2 人は、早速マケドニアの地へと向かった――。
舞台は古代ギリシャのマケドニア。今回は話のテーマ的にあえて強調していたと思うが、Jack と Annie がだいぶ思いあがった感じの行動を取っていたのは残念だったかな。最終的には反省しているのだが、果たして次回以降に活かされるのかは少々疑問。偉大さを学ぶとかも、だいぶフワッとしたミッションで分かりにくいんだよなー。次の巻は面白いことを願うばかり……。
#22: Hurry Up, Houdini!
YL | 3.6 |
総語数 | 14,112 |
邦訳 | 世紀のマジック・ショー |
初夏。友人宅から帰宅途中の Annie はツリーハウスを目撃し、Jack を連れツリーハウスへと向かった。部屋には残されていた Merlin からのメッセージによると、偉大さを学ぶ 2 人目はマジシャンのフーディーニ。そして向かう先はニューヨークのコニーアイランド。2 人は準備を万端にし、冒険に出た――。
舞台は 1908 年のニューヨーク。遂に Annie の自分勝手な行動に Jack が怒り、兄妹喧嘩をする回。珍しい! 前回・今回は Jack と Annie の未熟な部分をクローズアップして、人間的成長を図ることも目的なのかな? そうであれば前回の展開も何となく納得はいくかな。でも、もうちょっとスッキリに読める展開にしてほしいなぁ。兄妹喧嘩や最後の締めはなかなか良かったが。
#23: High Time for Heroes
YL | 3.5 |
総語数 | 15,045 |
邦訳 | 砂漠のナイチンゲール |
夏。風を横切るような音を聞いた Annie は、Jack と 2 人でツリーハウスへと向かった。今回のミッションはイギリスの看護婦ナイチンゲールから偉大さを学ぶこと。彼女を尊敬する Annie は大はしゃぎだ。しかし行先はなぜかエジプトだった。エジプトとナイチンゲールがどう関係するのか疑問に思いながら、2 人は冒険に出た――。
舞台は 1850 年のエジプト。今回は面白かった! なぜ砂漠なのか、という疑問から始まり、先の展開が最後まで予測できなかったので興味を持って読み続けることができた。Jack と Annie も常識的な行動を取っていたし (笑。2 人は今までにない珍しい状況に陥ったのも新鮮で、Annie を気遣って強がる Jack はカッコ良かった。満足。
#24: Soccer on Sunday
YL | 3.5 |
総語数 | 14,029 |
邦訳 | サッカーの神様 |
夏。早朝、外を見ていた Annie は空に光の筋を見て予感を得、Jack と起こして 2 人でツリーハウスへと向かった。偉大さを学ぶ最後の一人は、サッカーの王様ペレ! 目的地はワールドカップ開催時のメキシコ! 2 人は興奮しながら、ワールドカップ決勝戦の場へ意気揚々と向かった――。
舞台は1970 年のメキシコ。迷路みたいな街並みと東京顔負けの満員電車で Jack と Annie が疲弊していく様子は、いつになく共感できてしまった (笑。今回の魔法の霧の使い方は少し稚拙だった気もするけど、ペレと会えるのか? 会えないのか? という先が気になる感じは良かった。そして最後は Camelot に向かったけど、今までの 52 回分の冒険の総括みたいな展開は非常に良かった。頑張って読んだなぁとしみじみと思える……。でも、こうなると MTH 本編の 29 巻以降は、時系列的には MM 編の後っぽいな。というか、出版順が時系列順なのかな?
まぁ一番驚いたのは、Jack は 11 歳、Annie は 10 歳との発言があったことなんだが。季節の巡り的には Jack は 14 歳半ぐらいのはずなので……。結局、11 歳以降はサザエさん時空になったのか。少々残念。
導入のあらすじと簡単な感想 (25 ~ 27 巻)
#25: Shadow of the Shark
YL | 3.5 |
総語数 | 15,446 |
邦訳 | カリブの巨大ザメ |
湖でシュノーケリングをした後の帰り道、Teddy から呼び出しのメッセージが荷物に紛れておいてある事に気づいた Annie は、Jack と共にツリーハウスへと向かった。Teddy によると、Morgan と Merlin が今までの感謝として休暇旅行を 2 人へプレゼントすることにしたので、行先を決めて欲しいとのこと。そこで 2 人はシュノーケリングが楽しめるカリブ海のとある島をリクエストした。さらに Teddy から、どんな願いも叶えるという魔法のコインを 3 枚もらい、Jack と Annie は期待に胸を膨らませて出発した――。
今回の舞台はメキシコにあるコスメル島。導入の Chapter 1 を読むと、とても楽しそうなの感じで進んでいたけど、そもそもこの巻のタイトルや表紙からそんな平穏に終わる話ではないと察せられる辺りがまず面白い。結局ミッションだろうが休暇だろうが、やることは一緒 (笑。ただ、話の展開は少し不自然というか、作為的だったかな。Jack と Annie の察しが悪すぎるのは少し残念だった。
#26: Balto of the Blue Dawn
YL | 3.5 |
総語数 | 13,269 |
邦訳 | 走れ犬ぞり、命を救え! |
夏。サイクリングに出かけた Jack と Annie だったが、林の上空に光が出現したことに気づき、ツリーハウスへと向かった。Teddy と合流した 2 人は、アラスカで命を救うという新たなミッションを伝えられる。望んだ技術を 12 時間得られる魔法の小箱と、自分たちの記憶を相手から消すことができる星屑を受け取った Jack と Annie は、極寒の地アラスカへと向かった――。
1925 年 2 月のアラスカが舞台。これは面白かった! ゴールドラッシュが終わり閑散とした街で起こった感染症の蔓延。ワクチンが必要だが、季節的に雪で閉ざされており犬ぞり以外の交通手段がない。しかし吹雪でその犬ぞりも足止めを食らい……という状況で、Jack と Annie が何とかしようと奮闘するというハラハラするストーリーが楽しい。あくまでもサポート役だったので変に英雄視されることも無いというのも良かった。シリーズで一番好きかもしれない。シリーズ後半の話なので、この巻を読んでいる人が多く無さそうなのが少し残念だ。
#27: Night of the Ninth Dragon
YL | 3.5 |
総語数 | 13,525 |
邦訳 | アーサー王と黄金のドラゴン |
秋。林の方角へ走っていった飼い犬 Oki を追いかけていた Jack と Annie は、ツリーハウスが出現していたことに気づく。そして彼らは Camelot へ来て欲しいとのメッセージを見つけたが、筆跡は見知らぬ人の物だった。訝しがりながらも、久しぶりとなる Camelot に 2 人と 1 匹は旅立た――。
舞台は Camelot で、久しぶりの完全ファンタジー回。Merlin ら魔法使いが Avalon に出かけている間、Camelot が襲撃され王は重症。預言者の告げる riddle に頼る必要があるので、Jack と Annie が活躍するという流れ。Merlin Missions シリーズ最終巻ということで主だったキャラクターがほぼ全員登場! Jack と Annie も精神的に成長していたようで良かった。でも、相手が王であろうと、内心でツッコミを入れている Jack は面白い (笑。
ただ、Dark Wizard とか、その弟子の Balor や Grinda は結局出てこなかったな。ついでに子犬の Oki も今後どうなるのか気になる。MTH 本編の 29 ~ 36巻 では登場しなかったし。もはやこの辺りの設定は回収する気がないのかな……。まぁ、とりあえず次は Super Edition を読もう。より危険なミッションらしいので楽しみだ!
導入のあらすじと簡単な感想 (Super Edition)
#1: World at War, 1944
YL | 3.6 |
総語数 | 22,449 |
邦訳 | 第二次世界大戦の夜 |
晩夏。伝書鳩がツリーハウスへと向かっていくのを見た Jack と Annie はツリーハウスへ向かい、鳩の脚に付いていた筒からメッセージを受け取った。それは Teddy からであり、歴史上最も悲惨な時期で活動している Kathleen とTeddy を手伝って欲しいという内容だった。内容が理解できないながらも、Jack と Annie は早速 Teddy に会いに、指定されたイギリスへと出発した――。
1944 年、ドイツの占領下にあるフランスが主な舞台。時系列的には MM 編 24 巻と 25 巻の間かな。暗号化されたメッセージを残し消息を絶った Kathleen を探しに、Jack と Annie がフランスに潜入するというスリルある物語。戦場に行くわけではないので壮絶な場面はないが、当時占領下にあった地域の様子や、ドイツ軍に見つからないように行動する様はハラハラしてなかなか面白かった。でも語数の割りには少しアッサリ気味かな。Super Edition は 2 巻以降が出るならもう少し濃厚な感じでお願いしたい。
ちなみに 2015 年出版時のタイトルは “Danger in the Darkest Hour”。後に “World at War, 1944” に改題された。
ボックスセット等
ボックスセット
MTH 本編と同様に Merlin Missions シリーズも 1 ~ 25 巻までのボックスセットがある。物語的には 24 巻で区切りがついているけど、個人的なおすすめは 26 巻なので、このセットに 26 巻が含まれていないのが残念……!
オーディオブック コレクション
オーディオブックも MTH 本編と同様に 8 冊分が 1 セットになったコレクション版がある。また、Audible の聴き放題対象の洋書などの情報はこちら。
第 1 ~ 8 巻 | Merlin Missions Collection: Books 1-8 |
第 9 ~ 16 巻 | Merlin Missions Collection: Books 9-16 |
第 17 ~ 24 巻 | Merlin Missions Collection: Books 17-24 |
Magic Tree House シリーズ (下) 語数・YL 一覧
No. | 旧 No. | YL | 語数 | タイトル | 出版年 |
---|---|---|---|---|---|
1 ~ 4 巻: 4 つのアイテムを集める (総語数: 44,697) | |||||
1 | 29 | 3.2 | 11,153 | Christmas in Camelot | 2001 |
2 | 30 | 3.3 | 11,205 | Haunted Castle on Hallow’s Eve | 2003 |
3 | 31 | 3.3 | 11,122 | Summer of the Sea Serpent | 2004 |
4 | 32 | 3.3 | 11,217 | Winter of the Ice Wizard | 2004 |
5 ~ 8 巻: 4 つの試験を受ける (総語数: 47,780) | |||||
5 | 33 | 3.3 | 11,833 | Carnival at Candlelight | 2005 |
6 | 34 | 3.3 | 11,815 | Season of the Sandstorms | 2005 |
7 | 35 | 3.4 | 11,651 | Night of the New Magicians | 2006 |
8 | 36 | 3.5 | 12,481 | Blizzard of the Blue Moon | 2006 |
9 ~ 12 巻: 4 つの幸せの秘密を探す (総語数: 48,245) | |||||
9 | 37 | 3.4 | 11,384 | Dragon of the Red Dawn | 2007 |
10 | 38 | 3.4 | 12,638 | Monday with a Mad Genius | 2007 |
11 | 39 | 3.4 | 11,676 | Dark Day in the Deep Sea | 2008 |
12 | 40 | 3.4 | 12,547 | Eve of the Emperor Penguin | 2008 |
13 ~ 16 巻: 4 人の芸術家を手助けする (総語数: 51,662) | |||||
13 | 41 | 3.4 | 11,797 | Moonlight on the Magic Flute | 2009 |
14 | 42 | 3.4 | 13,010 | A Good Night for Ghosts | 2009 |
15 | 43 | 3.4 | 13,376 | Leprechaun in Late Winter | 2010 |
16 | 44 | 3.4 | 13,479 | A Ghost Tale for Christmas Time | 2010 |
17 ~ 20 巻: 呪文解除の 4 つのアイテムを集める (総語数: 54,246) | |||||
17 | 45 | 3.4 | 13,469 | A Crazy Day with Cobras | 2011 |
18 | 46 | 3.4 | 13,792 | Dogs in the Dead of Night | 2011 |
19 | 47 | 3.5 | 13,166 | Abe Lincoln At Last! | 2011 |
20 | 48 | 3.5 | 13,819 | A Perfect Time For Pandas | 2012 |
21 ~ 24 巻: 4 つの偉大さの秘密を学ぶ (総語数: 56,957) | |||||
21 | 49 | 3.5 | 13,771 | Stallion by Starlight | 2013 |
22 | 50 | 3.6 | 14,112 | Hurry Up, Houdini! | 2013 |
23 | 51 | 3.5 | 15,045 | High Time for Heroes | 2014 |
24 | 52 | 3.5 | 14,029 | Soccer on Sunday | 2014 |
25 ~ 27 巻: 1 冊完結型 (総語数: 42,240) | |||||
25 | 53 | 3.5 | 15,446 | Shadow of the Shark | 2015 |
26 | 54 | 3.5 | 13,269 | Balto of the Blue Dawn | 2016 |
27 | 55 | 3.5 | 13,525 | Night of the Ninth Dragon | 2016 |
Super Edition | |||||
1 | 3.6 | 22,449 | World at War, 1944 | 2015 |
※ | Merlin Missions は、以前は MTH 本編 29 ~ 55 巻という扱いだった。今は完全に別シリーズ |
※ | Super Edition 1 巻の旧題は “Danger in the Darkest Hour” |
※ | YL は自己評価 |
※ | 語数は AR BookFinder より (MM: 計345,827語、SE: 計22,449語) |
MTH 本編の感想は Magic Tree House シリーズ64冊感想 (上)、その他の洋書・児童書はおすすめの洋書75選で。
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