英単語一覧のファイルを準備した! でもAnkiに取り込む方法が良く分からない…。という方向けに、ファイルの取り込み方を説明します。

英単語一覧は準備したが…Ankiに取り込むには?

目標とするAnkiカードの構成

この記事では、英単語一覧のファイルをAnkiに取り込む方法を説明します。具体的には[英単語][発音記号][定義][語彙レベル]に分かれているファイルから、以下項目を表示するAnkiカードの作成を目指します。(語彙レベルはアルクのSVL12000基準)

  • 表カード: [単語]
  • 裏カード: [単語][発音記号][定義][各種オンライン辞書へのリンク][語彙レベル]

事前準備

PC版Ankiのインストール

本記事の作業はPC版のAnkiで行います。Ankiに関する説明は「Ankiを始める/紹介する時に必要な情報を集めたページ」を参照ください。

なお、本記事の内容はAnki 2.0.50 (Windows版) での操作になります。バージョン 2.1以上の場合でも操作手順自体は同じですが、項目の名称や位置が多少違う場合があります。適宜読み替えてください。

英単語一覧の準備

Ankiに取り込む英単語一覧は「学辞郎、英辞郎からSVLをAnki用ファイルとして出力する方法」や「任意の英単語一覧に発音記号と英辞郎の和訳を付けるには?」で説明した方法で作成することができます。なお、英単語一覧のファイルをExcelやメモ帳などで用意した場合、以下のように文字コードはUTF-8形式で保存しないとAnkiで読み込めないのでご注意ください。

  • メモ帳の場合
    [ファイル]-[名前を付けて保存]画面で、文字コードにUTF-8を選択して保存
  • Excelの場合 (Excel 2016以降)
    [ファイル]-[名前を付けて保存]画面で、CSV UTF-8 (コンマ区切り) を選択して保存

Ankiの単語帳とノートタイプを作成する

概要

Ankiで英単語一覧ファイルを読み込む準備として、①単語帳の作成、②ノートタイプの作成、③フィールドの作成、④カードテンプレートの作成、の作業を行う必要があります。以下、それぞれの手順を記載していきます。

この辺りの詳細は「Ankiマニュアル」や「Ankiにデータをまとめて取り込む」など外部サイトの説明も参照ください。

①単語帳を作成する

単語帳の作成

PCでAnkiを起動したら、画面下の[単語帳を作成]をクリックします。

名称を入力する画面が表示されるので任意の名称を入力し、[OK]をクリックすると単語帳が作成されます。

単語帳の名称変更・階層化

単語帳の名称は[▼]-[名前を変更]からいつでも可能です。

ここで、単語帳の名称に「::」を利用することで、単語帳を階層管理することができます。例えば単語帳の名称に「SVL::Vol.4」と設定すると、「SVL」と「Vol.4」で階層が分かれます。

もし複数の単語帳をAnkiで管理していくのであれば、この階層化機能でグルーピングしておくと便利です。

②ノートタイプを作成する

ノートタイプの作成

ノートタイプは「裏表カード」や「穴埋め形式のカード」などの種類を表しています。ここでは「裏表カード」を新規で作成する方法を説明します。

[ツール]-[ノートタイプを管理]をクリックします。

右上の[追加]をクリックします。

[追加: 基本]を選択し、[OK]をクリックします。

新しいノートタイプの名称を任意で設定し、[OK]をクリックします。すると一覧に追加されます。

③フィールドを作成する

フィールドとは

フィールドとは、Ankiカードに表示する項目の事です。基本的に取り込む英単語一覧ファイルの項目と対応させるように用意します。

この説明では[英単語][発音記号][定義][語彙レベル]のファイルを取り込むので、フィールドも4種類準備します。

フィールド作成方法

フィールドの作成

先ほど作成したノートタイプ (画像ではSVL) を選択し、[フィールド]をクリックします。

初期では[Front]と[Back]の2項目用意されていますが、取り込むCSVファイルの項目数に合わせてフィールドの追加・削除・名称変更をしましょう。フィールドの並び順については、一番上のフィールドがファイル読み込み時のキーとなるため、通常は英単語に該当するフィールドを一番上にします。2番目以降は好きな順番で結構です。すべての作業が完了したら[閉じる]をクリックします。

画像では[英単語][発音記号][定義][語彙レベル]に合わせて以下のようにフィールドを用意しています。

英単語一覧の項目フィールド名称例
英単語Eng
発音記号Symbol
定義Jpn
語彙レベルLevel
初期表示されているFront、Backは名称変更や削除を行っても問題はない

英単語一覧ファイルから取り込む項目とは別に、音声や画像を設定する場合は別途フィールドを追加していくことになります。

英単語一覧の項目フィールド名称例
音声Sound
画像Image
この記事では音声・画像については扱わない。音声出力については「Ankiで音声出力する方法 まとめ (Android/iOS/PC)」を参照のこと
追加したフィールドを使わなくても問題ないので、追加だけしておいても良い

④カードのレイアウトを決める

英単語一覧に対応したテンプレートを作成

カード テンプレートの作成

フィールドを作成したので、具体的なレイアウトを決めていきます。

作成したノートタイプ (画像ではSVL) を選択し、[カード]をクリックします。

カードのテンプレートを設定する画面が表示されます。詳細は後述するとして、ひとまず左側の[表面のテンプレート][書式][裏面のテンプレート]に以下をコピー&ペーストしてください。すると画像右側のようなプレビューが表示されます。

項目テンプレート
表面 {{Eng}}
書式 .card {
font-family: arial;
font-size: 20px;
text-align: center;
color: black;
background-color: powderblue;
}

.jpn {
text-align: left;
font-size: 16px;
}
裏面 {{Eng}}

<hr>

/{{Symbol}}/

<p class="jpn"> {{Jpn}} </p>

<hr>

{{Level}} {{Tags}}

テンプレートでは、先ほど作成したフィールドの名称の前後に{{と}}を付けて利用します。Engというフィールドであれば{{Eng}}となりますが、異なる名称を付けていた場合は{unknown field Eng}のように表示されますので、テンプレート内の{{Eng}}、{{Symbol}}、{{Jpn}}、{{Level}}の表記を{{Word}}など自分で設定したフィールド名に変更してください。

{{Tags}}はAnkiのシステム側であらかじめ用意している項目なので、Tagsフィールドを自分で用意する必要はない

ちなみにこのテンプレートでは、最終的には画像のように表示されます。

オンライン辞書へのリンクを追加

ワンクリックでWeblio和英辞書やGoogle画像検索などオンラインサービスを表示するためのリンクを追加したい場合、以下のように書式・裏面テンプレートを変更します (変更点は赤字で表示)。こちらも英単語のフィールド名がEngでない場合は、{{Eng}}となっている場所を変更してください。

項目テンプレート
書式 .card {
font-family: arial;
font-size: 20px;
text-align: center;
color: black;
background-color: powderblue;
}

.jpn {
text-align: left;
font-size: 16px;
}

.dic {
font-size:16px;
}

裏面 {{Eng}}

<hr>

/{{Symbol}}/

<p class="jpn"> {{Jpn}} </p>

<hr>

<p class="dic">
画像:
<a href="https://www.google.co.jp/search?q={{Eng}}&tbm=isch">[Google Image]</a>
<br><br>

辞書:
<a href="https://en.oxforddictionaries.com/definition/{{Eng}}">[Oxford]</a>
<a href="https://ejje.weblio.jp/content/{{Eng}}">[Weblio]</a>
<a href="https://eow.alc.co.jp/search?q={{Eng}}">[英辞郎]</a>
<br><br>

用例:
<a href="https://dopeoplesay.com/q/{{Eng}}">[Do People Say]</a>
<a href="https://youglish.com/search/{{Eng}}">[YouGlish]</a>
</p>

<hr>


{{Level}} {{Tags}}

補足: カードのレイアウトをカスタマイズする

文字装飾やレイアウトのカスタマイズはHTMLで行う

カードのレイアウトのカスタマイズは、HTML、CSSと呼ばれる書き方をします。HTMLやCSSはフォントサイズの変更、背景色の変更、改行の挿入などが行え、Webページ作成に使われています。書き方の基礎は「HTMLとCSSの基本をサルでもわかるようにまとめた【入門・初心者向け】」のような解説サイトを参照ください。

以下、本記事で利用しているHTML、CSSのみ簡単に紹介しますので、必要に応じてテンプレートの内容を変更してください。

改行と横線 (brタグとhrタグ)

HTMLでは、改行を行うには<br>、横線を表示するには<hr>と記述します。複数改行を行いたい場合は<br><br>と繰り返し記載します。

HTMLでは○○タグ (または○○要素) と呼称する。例えば<br>は、brタグまたはbr要素と呼ぶ。
Webページへのリンク (aタグ)

任意のWebページへのリンクを追加するには、以下のようにaタグを利用します。

<a href="任意のURL">任意のテキスト</a>
段落 (pタグ)

複数の文字・行をグルーピングする (段落を表す) pタグというものがあります。画像のように、文字を<p>と</p>で囲います。

なお、pタグの後には自動で改行が入ります。

背景色・フォントサイズなどの変更 (CSS)

文字サイズ、背景色、テキスト配置などはCSSと呼ばれる書き方で設定します。ここでは書式枠の中にある記述がCSSに当たります。

詳細は省きますが、Ankiでは「.card { }」の中に記載した内容がカード全体に影響を与えます。各項目は以下のような意味があります。

項目概要
font-familyフォントの種類。変更する必要はない
font-sizeフォントサイズ。数字の部分を書き換えれば大きさが変わる
text-alignテキストの横の配置。left、center、right から選ぶ
color文字色
background-color背景色

文字色、背景色はblack、blueなどの名称や、#008080といった書き方で指定できます。「原色大辞典」などを参考に好きな色を設定してください。

行の最後にセミコロン (;) が必要なので注意。例えば文字色を赤にする場合「color: red」ではなく「color: red;」とする
特定部分のデザインの変更 (CSS)

特定の部分のみ文字サイズやテキスト配置を変更することも可能です。

例えば、書式枠の中にフォントサイズを10pxに設定する記述を追加してみます。この時、特定の部分にのみ当てはめるために、「font-size: 10px;」を「 .任意の名称 { } 」で囲います。

.fontSmall {
font-size: 10px;
}

次に、この設定を反映させる範囲を決めるために、pタグの中に「class="同じ名称"」を追加します。

<p class="fontSmall">このテキストが10pxになる部分</p>

このように紐づけることで、特定部分のデザインのみカスタマイズすることができます。

というわけで、本記事で利用している書式 「.jpn { }」と「.dic { }」は、それぞれ 「<p class="jpn"><p>」と「<p class="dic"><p>」で囲われた部分に対する設定となっています。

任意のオンラインサービスへのリンクを追加するには

オンラインサービスへのリンクを追加するには、HTMLのaタグを利用します。aタグは以下のようにhref=""という記述の中にWebページのURLを記載して利用します。

<a href="任意のURL">任意のテキスト</a>

次に、Weblioやアルクの英辞郎 on the Webなどで英単語「life」を検索した時のURLを見てみると、

Webliohttps://ejje.weblio.jp/content/life
英辞郎https://eow.alc.co.jp/search?q=life

URLの中に検索した英単語が含まれていることが分かります。基本的に検索サービスではURLの中に検索ワードを含めているので、その部分を変更すれば任意の単語の検索結果ページを見ることができます。

したがって、以下のようにURLの検索語の部分を英単語のフィールドで置き換えることで任意のオンラインサービスの検索結果画面を表示するリンクを作ることができます。

Webサイト記述例
Weblio<a href="https://ejje.weblio.jp/content/{{Eng}}">[Weblio]</a>
英辞郎<a href="https://eow.alc.co.jp/search?q={{Eng}}">[英辞郎]</a>

Ankiマニュアルにも辞書サイトへのリンク例があるので参考にしてください。

{{text:□}} という表記について

Ankiのカード テンプレートを説明するサイトによっては、{{text:Eng}} のようにフィールド名の前に「text:」を追加して利用している場合があります。

<a href="https://ejje.weblio.jp/content/{{text:Eng}}">[Weblio]</a>

この「text:」は、HTMLのタグを除外し文字列のみ取り出す記法です。例えば英単語用のフィールドに「<b>life</b>」という文字を設定していた場合 (または太字に設定していた場合)、{{Eng}}と{{text:Eng}}では以下のように取り出せる文字が異なります。

{{Eng}}<b>life</b>
{{text:Eng}}life

本記事の説明では英単語にHTMLや文字装飾を追加していないため、{{Eng}}でも{{text:Eng}}でも結果は変わりませんが、文字装飾を自分で追加している場合、URL中には{{text:Eng}}と記載するようにしてください。

bタグは文字を太字にするためのHTML


Ankiに英単語一覧を取り込む

概要

英単語一覧に対応した単語帳やノートタイプなどがあれば、ファイルの取り込み自体はすぐに終わります。取り込み後後はすぐに学習を始めることができますが、1日何枚学習するかを設定することもできるので、合わせて説明します。

英単語一覧ファイルの読み込み方法

初めての読み込みの場合

ファイル読み込み設定

Ankiメイン画面の[ファイルを読み込む]をクリックします。

英単語一覧のファイルを選択し、[開く]をクリックします。

設定画面が表示されるので、まずは以下3項目を設定します。

項目設定内容
種類作成したノートタイプ (画像ではSVL)
単語帳作成した単語帳 (画像では Vol4)
フィールドにHTMLを使うチェックを付ける
英単語一覧中に<br>の文字列がある場合、[フィールドにHTMLを使う]のチェックを入れることで改行として扱われる

次にフィールドの割り当てを設定します。英単語一覧ファイルの左の項目から1番目、2番目と数えられていくので、それぞれに対応するフィールドを設定します。

ファイル読み込み実行

すべて設定したら[読み込む]をクリックします。処理が終了後、確認画面が表示されるので[閉じる]をクリックします。

以上で英単語一覧の取り込みは完了です。単語帳をクリックし、[学習する]をクリックすれば学習を開始できます。

上書きして読み込みたい場合

既存のノートを更新する

一度ファイルを読み込んだ後、何かしらファイルに変更を行い、上書きして取り込みたい場合は設定画面で「最初のフィールドが一致した場合、既存のノートを更新する」に設定を変更してください。

その他は初めての読み込み時と同等の設定を行い、[読み込む]をクリックすれば内容が上書きされます。

取り込んだ英単語一覧を削除する方法

手っ取り早いのは単語帳ごと削除

単語帳の削除方法

単語帳を[▼]-[削除]で削除すると、単語帳に登録したノート (英単語) もすべて削除されます。一から取り込み直したい場合は単語帳ごと削除し、改めて単語帳を作成する方法が手っ取り早いでしょう。

ノートタイプ、カード テンプレート、フィールドは削除されない

個別に削除する

ブラウザーから削除する方法

単語帳を残したまま、カードを個別に削除する場合はブラウザーを利用します。

まずはメイン画面の[ブラウザー]をクリックします。

ブラウザーが起動したら、画面の左側から単語帳を選択します。すると画面右側に単語帳に登録されているカード一覧が表示されます。

Ankiのバージョンが2.1以上のブラウザーで画面左の単語帳一覧が表示されていない場合、画面上部のメニュー[移動]-[サイドバー]を選択すると単語帳一覧が表示される

削除したい項目をクリックし、右上の[×削除]をクリックするかキーボードの[delete]キーを押せば削除完了です。

複数選択するには、[Ctrl]キーを押しながらクリック。また、[Ctrl]と[A]キーを同時に押せば全選択できる

オプション設定

学習ペース (出題カード数) を決める

一日の出題カード数を決める

1日何枚のカードを暗記していくかは、オプションで設定することができます。

単語帳の[▼]-[オプション]をクリックします。

新規カードタブ、復習タブでそれぞれ新規投入数と復習上限数を決めることができます。いつでも変更できるので最初は変更せず、数日試した後に調整していけば良いでしょう。

なお、復習をしっかりこなす方が大事なので、枚数が多くて処理しきれなくなりそうな場合は、新規カードの上限を下げて復習に専念する方が良いかと思います。

無駄カードの扱いを変更

Ankiの初期設定では、間違えた回数が多いカードは「無駄 (leech)」というタグが自動で着けられ、「保留」扱いになります。保留にされると、以降そのカードは出題されなくなります (手動で解除可能)。

これは「覚えられないカードは後で別途まとめて暗記をする」という場合に向いているのですが、多数の英単語を覚えていく場合には邪魔な設定となるため、自動で保留されないように設定変更することをオススメします。

具体的には、忘却タブの[無駄なカードの処理]で、「タグを付けるだけ」に設定を変更します。

無駄なカード(Leech)になってもAnki学習を続ける方法」の説明も参考になるかと思います。

階層ごとにオプショングループを分ける

カード出題数を階層別に管理する理由

単語帳を階層管理した場合、それぞれの階層・単語帳で「新規カード数」と「復習カード数」が管理されます。

例えば、画像のようにオプションの設定で「1日の新規カード上限を5」に設定した場合、初期ではオプションの設定は共通利用されるので、すべての単語帳の新規カード出題数は5と表示されます。

ここで問題となるのは親階層の「SVL」の新規カード上限が5になっていることです。この場合、SVLの子階層にあるすべての単語帳の新規カード上限の合計が5と認識されるため、Vol.3の単語で新規に2カード実施したら、Vol.4の残り新規カード数も3となってしまいます。

つまり、親階層のオプションで設定する出題カード数は、子階層の単語帳の合計出題カード数以上に設定する必要があります。Vol.3とVol.4の新規カードをそれぞれ5と設定したいのであれば、親階層のSVLの新規カードは10と設定しておく必要があります。

親階層用のオプショングループを新規作成

親階層のオプショングループを新規作成する方法を説明します。

まず、親階層の[▼]-[オプション]をクリックします。

オプション設定画面で[▼]-[追加]をクリックします。

任意の名前を入力し、[OK]をクリックすると親階層用のオプション設定画面に切り替わります。

新規カード上限と復習カード上限数を変更します。特に拘りが無ければ9999と設定すればよいかと思います。

このように設定すると、画像のようにVol.3で新規カードを消化しても、Vol.4に影響を与えることはありません。

終わりに

始めるまでが大変なAnki

Ankiは優れたツールであり自由度が高い反面、始めるまでの設定が大変です。私自身もAnkiの初期設定方法を調べるのが面倒で、実際にAnkiを使い始めるまで時間が掛かりました。

Ankiで設定できる内容は膨大ですが、そのうち私自身が最初に調べた部分、知っておきたかった部分を本記事でまとめましたので、これからAnkiを始める方のお役に立てば幸いです。

音声の出力方法

Ankiでは音声ファイルを取り込んだり、コンピュータの合成音声を出力することができます。方法については「Ankiで音声出力する方法 まとめ (Android/iOS/PC)」を参照ください。