パス単4級に掲載されている英単語の語彙レベル、および英検4級の英単語をどれほどカバーするのか調査しました!

英検4級 でる順パス単とは

英検によく出る英単語を掲載

英検の問題5年分を分析

でる順パス単とは、5年分の英検の試験問題を分析し、よく出題される英単語を「でる順」で掲載している英検向けの英単語集です。

パス単シリーズは英検5級~1級までそろっているので、英検合格を狙うならまずはこの英単語集に掲載されている単語を押さえると効率良いと思います!

「英検 Pass 単熟語」の改訂版

でる順パス単は英検 Pass 単熟語の改訂版です。英検 Pass 単熟語の初版は1998年で、2012年の改訂で「でる順パス単」に名称が変更されました。古本で探すと名称が異なるので紛らわしいですが、パス単の方が新しいので、間違って購入しないようにお気を付けください。

パス単4級 掲載語の内訳

単語 (588語)

英検4級向けのパス単には単語が588語掲載されており、「学校で習う単語」と「英検にでる単語」に分類されています。学校に出る単語とは中学1~2年生の教科書に良く掲載されている単語であり、その他の単語は英検に出る単語とされています。

各英単語には発音記号 (+カタカナ表記) と日本語訳が掲載されています。

熟語 (92語)

熟語は92種類掲載されています。用途が理解できるように、熟語には例文も付いています。

定型表現 (198語)

日常会話でよく使われ、英検5級の試験でも出題された表現が単語・熟語の他に198種類掲載されています。

あいさつ、店で使う表現、病気・トラブル、質問、電話、命令・禁止のようにテーマ別に掲載されています。

パス単4級の種類

単行本/電子書籍版

パス単は電子書籍でも販売されています。画像はKindle版のものですが、単行本と同様の構成となっているかと思います。

電子書籍版は単行本の内容から一部変更されている場合がある模様
名称種類リンク
英検4級 でる順パス単単行本Amazon楽天
電子書籍Kindle (Amazon)Kobo (楽天)

アプリ版 (スマホ/タブレット)

パス単をスマホやタブレットで学ぶことが可能です。もともとmikanという単語学習用のアプリがあったのですが、mikanにパス単の掲載語を搭載したバージョンが登場しています。単語と熟語が

また、Androidのみですが英検Pass単熟語 (パス単の改訂前のバージョン) のアプリもあります。あえてこちらを選ぶ必要はないかと思いますが、掲載語数に大きく違いは無いので英検対策として使えるとは思います。

mikan でる順パス単の詳細は後述します。

名称価格リンク
mikan でる順パス単4級720円AndroidiOS
英検Pass単熟語4級600円Android

関連書籍

パス単の他に「でる順パス単 書き覚えノート」という書き込み式の本や、「絵で覚える単熟語」というシリーズもあります。英語の勉強を始めたばかりであれば、こちらの本で練習するのも良いかと思います。

さらに、パス単を出版している旺文社は英検の過去問題集と予想問題なども扱っているので、パス単、過去問、予想問題をセットで購入する方もいます。複数の出版社の書籍をバラバラにそろえるよりは一貫性があるので、慣れやすいのではないでしょうか。

名称リンク
英検4級 でる順パス単 書き覚えノートAmazon楽天
英検4級 絵で覚える単熟語Amazon楽天
旺文社の英検4級向け 参考書一覧Amazon

パス単の音声入手方法

スマホアプリなら無料で聞ける

英語の友

英語の友 – 英検1級 でる順パス単

単行本/電子書籍版の購入者はmp3をダウンロード可能

パス単の単行本/電子書籍を購入した場合は、見出し語、日本語訳、例文の音声ファイル (mp3形式) を無料でダウンロードすることができます。パス単の本文内にパスワードが記載されており、以下ダウンロードサービスから入手することが可能です。

スマホアプリなら音声は無料で聞ける

スマホアプリ「英語の友」でパス単の音声を無料で聞くことができます。書籍を購入してダウンロードできる音声ファイルと同じ内容が聞けるのでオトクです! さらに、オリジナル機能として英単語のみ順番に読み上げる機能もあります。ただし、英単語や例文を文字で確認することはできません。

名称価格リンク
英語の友無料AndroidiOS

英検4級の語彙レベル

語彙数は600~1300程度

英検4級に必要な語彙数は一般的には600~1300程度と言われています。パス単4級だけでは足らないので、パス単5級などの掲載語も押さえておく必要はあります。本記事では実際にパス単4級の掲載語がどれだけ英検の英単語をカバーできるのか調べました。

なお、アルクによる英単語リストSVL12000や中学校の英語教科書掲載語でどれほど英検の英単語をカバーできるのか以下記事で別途調べていますので、あわせて参照ください。



英検4級 でる順パス単の語彙レベル

概要

中学校教科書掲載の語彙/SVL12000と比較する

① 中学校の教科書の語彙と比較

英検4級は中学校中級程度とされているので、中学校教科書掲載の英単語とパス単4級掲載の単語がどれほど重複するか確認します。

中学校英語の教科書はNew Cown、New Horizonなど数種類ありますが、本記事では開隆堂のSunshineを利用します。この中学校1~3年向けのSunshine (2016年度版) に掲載されている英単語は開隆堂がExcelで公開していましたので、利用させていただきました。

種類対象掲載語数
Sunshine 1 教科書中学校 1年約630
Sunshine 2 教科書中学校 2年約550
Sunshine 3 教科書中学校 3年約500

中学校レベルの英単語一覧について別途調べた記事があるので、そちらも参照ください。

② SVL12000との比較

本サイトでは英単語リストやマンガ・小説などの英文の語彙レベルをSVL 12000で比較しています。パス単4級の掲載語についてもこのSVL 12000の語彙レベルと比較します。

SVL 12000の詳細については以下を参照ください。

比較対象のパス単の単語

パス単には単語・熟語・定型表現が掲載されていますが、ここでは単語 588語 (学校で習う単語 384語 + 英検にでる単語 204語) を比較対象にして評価します。

なお、588語の中には「ice skating」「elementary school」という2単語からなる語句が含まれています。本サイトでは単語単体で評価するため、最終的に評価した単語は590語となっています。

中学校教科書との比較

パス単4級の掲載語

上記表は、パス単4級に掲載されている英単語を中学校の英語教科書Sunshine1~3年に掲載されている単語で分類した結果です。パス単5級は中学2年レベルの単語は74語 (13%) だったことを考えると、パス単4級では中学2年レベルの語彙が大きく増えていますね。

パス単4~5級の掲載語 (重複除外)

上記表はパス単4級と5級の掲載語をまとめて学年別に分類した結果です。

パス単5級の掲載単語数は555語、パス単4級は590語なので合計すると1145語です。しかし、実は270語が重複しているため実際には875語 (5級 555語+ 4級 320語) となります。

SVL 12000との比較

パス単4級の掲載語

上記表は、パス単4級の掲載語をSVL 12000の語彙レベル (SVL1~12、1レベル1000語単位) で分類した結果です。

全体的な傾向はパス単5級と同じですが、5級よりもSVL2 (2000語レベル) 以上の英単語の割合が7%ほど多くなっていました。なお、SVL12000は基本的に国名、省略表記、複数形の形の単語は掲載されていないため、基本的な単語でもJapanやshoesなどはSVL 12000の範囲外となりました。

パス単4級の掲載語 (でる度別)

パス単4級の掲載語は「学校で習う単語 (384語)」と「英検にでる単語 (204語)」に分類されているので、それぞれの語彙レベルを調べた結果が上記表です。

学校にでる単語は大部分がSVL1で、英検にでる単語の方で高レベルの語彙をカバーしていたようですね。

パス単4~5級の掲載語 (重複除外)

パス単5級とパス単4級の掲載語 875語 (5級 555語+ 4級 320語、重複除外) を分類した結果も参考までに掲載しておきます。

英検4級試験の英文カバー率

概要

パス単4級と5級の英単語でどれほどカバーできるか計測

パス単4級と5級に掲載の英単語 875語 (5級 555語+ 4級 320語) でどれほど実際の英検の試験で使われた英単語がカバーできるか確認します。手順の詳細については「英文の語彙レベル解析手順について」を参照ください。

計測対象の英検

2017年6月に実施された英検4級試験の筆記、およびリスニングで使われた英単語を対象とします。

  • 筆記試験

    英検のサイトで公開されている過去問から英文を抽出します。問題用紙に掲載されている問題文および選択肢が対象です。

  • リスニング

    過去問ページで公開されているスクリプトと問題用紙に掲載されている英文を利用します。題用紙に掲載されている選択肢と、トークの原稿が対象です。

人名などの固有名詞や数値などは除外

英文カバー率

総語数

上記は英検4級試験で使われた全英単語を、パス単4級と5級の掲載語で分類した結果です。英検4級は5級と比較して文章量が2倍以上になっていますが、基本的にはパス単5級レベルの単語で文章は構成されているので、全体の81%はパス単5級でカバーできるという結果になりました。

なお、パス単4級と5級にはbe動詞 (be、is、are、was、were) や Yes、Noなどの基本単語は単語として掲載されていません。上記表では範囲外の単語が214語となっていますが、be動詞、Yes、Noで8種類 118語を占めているので、これらを除けばカバー率はもっと高くなります。

英単語の種類

単語の重複を除外し、英単語の種類で分類した結果が上記です。英検4級では5級よりも使われる英単語の種類が多彩になってきているため、パス単5級だけでは67%しかカバーできていません。基本的に問題文では基本的な単語が多く使われますが、問題を回答するために必要な語彙は高難易度な単語が多いため、しっかりとパス単4級の単語も把握しておかないと正答率を上げるのは難しくなってきます。



パス単を活用するヒント

英検に特化したボキャビルならパス単4級&5級をまずこなす

ひとまずパス単4級と5級に掲載されている単語を押さえることが英検4級の語彙対策になるかと思います。ただ、語彙数に不安を感じる場合は中学校1・2年の英語教科書を復習したり、SVL12000のSVL 1 (1000語レベル) の単語を覚えると良いかと思います。英検3級対策にもつながりますしね。

また、パス単と同じ出版社が出している問題集で総合的に対策を取るのも良いでしょう。

名称リンク
英検4級 でる順パス単Amazon楽天
Kindle (Amazon)Kobo (楽天)
英検4級 でる順パス単 書き覚えノートAmazon楽天
英検4級 絵で覚える単熟語Amazon楽天
旺文社の英検4級向け 参考書一覧Amazon

単行本を活用する!

手作り単語カードで効率を高める!

普通に1ページずつ読み進め、章ごとや1冊丸ごと復習を繰り返す方法が一般的だと思います。しかし、思い切ってハサミで切って単語カードを手作りする方法をオススメしている方もいます。

英単語集はボロボロにしてなんぼです。後生大事にする必要はありませんので、もし本の形式で覚えられないのであれば単語カードを自作してみてはいかがでしょうか。詳細は以下を参照ください。

mikan でる順パス単を活用する!

mikanとは

中・高校生に特に人気の無料アプリ

mikanとは英単語暗記用のアプリです。通常のmikanは無料で、学校で学ぶ英単語やTOEIC向け英単語などのボキャビルができます。中・高校生の間で特に人気があるようです。

単語カードが表示されたら左右スワイプで知っている単語・知らない単語を振り分けるだけというシンプルな操作なので、アプリで勉強をするのは初めてという方にも取っ付き安いかと思います。

一部機能は有料

mikan自体は無料ですが、いくつかの機能は有料メンバーにならないと利用できません。買い切りではなく、月額制なので注意してください。

mikan でる順パス単

パス単の掲載語がmikanで学習できる

mikanは無料ですが、市販の英単語集の掲載語を収録したバージョンが有料で販売されています。パス単もその中の1つで、1級~5級がそれぞれ販売されています。

名称価格リンク
mikan でる順パス単 1級840円AndroidiOS
mikan でる順パス単 準1級AndroidiOS
mikan でる順パス単 2級AndroidiOS
mikan でる順パス単 準2級AndroidiOS
mikan でる順パス単 3級720円AndroidiOS
mikan でる順パス単 4級AndroidiOS
mikan でる順パス単 5級AndroidiOS
アプリを使いこなすと勉強の効率は飛躍的に上がる

mikanは暗記度合いに応じて復習期間を自動で管理してくれる点で、紙の単語カードや英単語集よりも優れています。また、スマホで操作できるので、スキマ時間を活用しやすいのも利点です。

自動化できるところは自動化しましょう! そうすれば学習の効率は大幅に高まりますよ!

注意点

mikan でる順パス単には例文は付いていません。また、リスニング機能や日本語→英語の順番でのカード表示機能などはPro機能として有料 (月額制) となるらしいです。

2018年6月時点では、mikanパス単のPro機能の提供は始まっていない

パス単に掲載されていない単語を学ぶなら

パス単から漏れている単語をSVL12000で補完する

パス単から漏れている単語をSVL12000で補完する

パス単は英検向けの単語集ですが、実はパス単1級~5級の掲載語を全部足しても、重複を除外すると6000語ほどしかありません。英検3級まではパス単の掲載語だけで賄うことができるかと思いますが、準2級以上は一気に必要語彙数が増えてくるので、別の英単語集も併用していく必要があります。

最終的に英検準1級以上、TOEIC高得点を狙っていくのであれば、「パス単5級→パス単4級→SVL 1→パス単3級→SVL 2→・・・」のようにパス単とSVLで交互にボキャビルしていくと、英単語の漏れなく語彙を増やせるかと思います。

スマホやタブレットでボキャビルできるAnki

自分で単語帳を自作できるAnkiがオススメ

mikanでSVL 12000をボキャビルすることはできませんが、AnkiというツールにSVL12000の英単語を取り込んで、スマホやタブレットでボキャビルすることはできます。

Ankiは英語学習者や海外の学生も活用しているツールです。私もAnkiで数百時間はボキャビルしていますよ!

Ankiは英語以外の科目にも応用できる

Ankiは文字、画像、音声を使って自分で単語帳を作成できるので、暗記が必要な科目すべてに応用できます。

  • 国語: 漢字
  • 数学: 公式
  • 歴史: 年表、歴代将軍の名前
  • 化学: 元素記号、化学式

子供が使い方を一から学ぶのは大変ですが、両親がAnkiの使い方を学び、子どもにAnkiで色々勉強させているなんて話も聞きます。暗記科目全般にアプリを活用したいのであれば、Ankiはオススメです!