英単語検定 (単検) は純粋に英単語の知識を測る試験です。

単検に出題される英単語リストは公開されていませんが、やはりどんな単語が問題に登場するのか気になるトコロです。というわけで単検1級の公式問題集の語彙レベルを究極の英単語 SVL12000 基準で調べてみました!

英単語検定 (単検) とは

純粋に英単語力のみを測る試験

英単語検定 HP

2009年にスタート

英単語検定 (単検) は英単語の知識を測る試験で、2009年から日本英会話協会によって実施されています。句動詞や熟語、長文読解などの要素はなく、英単語の意味を知っているか否かをテストするだけという潔い試験です。

英検や TOEIC とは異なりとにかく英単語を覚えているか否かだけで合否が決まるので、ボキャビルに対するモチベーションを高めたいという方に向いている試験ですね!

出題形式

4択問題が100問

英単語検定 – 級別問題例 – 単検1級

問題形式は4種類

試験時間は35分間で、4択問題を合計100問を解く必要があります。具体的な問題形式は公式HPの級別問題例を見ればわかりますが、1級~4級は語義に当てはまる英単語を選ぶ問題もあるので、特に1級や準1級を受ける場合は普段から英単語の意味を英英辞書でも調べる癖を付けておいた方が良さそうです。

英単語検定 出題形式
試験形式マークシート 4択問題
問題数100問
試験時間35分
合格基準正解率 約80%
(級によって異なる)
英単語検定1級 100問の内訳
1. 英単語 → 和訳35問
2. 和訳 → 英単語35問
3. 語義 →英単語15問
4. 英単語 → 語義15問

各級に求められる語彙力

単検1級の語彙数は12000

レベルの目安語彙数平均合格率
1級ネイティブ12,00021%
準1級大卒・社会人7,30032%
2級高校卒業2,60039%
準2級高校低学年2,20041%
3級中学校卒業1,20054%
4級中学生高学年80081%
5級中学生低学年40092%
級のレベル分けは英検を意識か

公式HPの説明によると、単検1級~5級の目安語彙数と合格率は上記表の通りです。級の分け方や想定する語彙数を見るに英検を意識しているようですね。ちなみに TOEIC L&R や英検準1級でも8,000~10,000語レベルぐらいまでの英単語しか出ないので、単検1級はなかなかの語彙数が必要となります。

出題される英単語の一覧はある?

残念ながらありません。公式のFAQ「英単語の一覧リストはありますか?」にある通り、具体的にどの英単語が問題として出題されるかは公開されていません。公式問題集はありますが全英単語をカバーしているわけではないので、勉強用ではなく実力確認用として考えた方が良いでしょう。

とはいえ、実は単検1級についてはアルクの頻出語リスト SVL12000 にある 10000 ~ 12000語レベルの英単語から出題されているのではないかと思われます。実際に公式問題集の出題語を調べた結果を後述するので参考にしてください。

語彙数12000は英語圏ネイティブの10歳相当

ネイティブの語彙数は 30,000語!?

単検1級はネイティブレベルとされていますが、一般的にネイティブの語彙は30000語と言われていますし、ニュースでも洋書でもドラマでも12000語レベルを超える単語はよく見かけます。12000語覚えるのは大変ですがそこがゴールとなるわけではありません。1級を取得しても満足することなく、貪欲に語彙を増やしていきましょう!

その他

合格発表はHP上で

試験の2週間後に単検のHP上で合格者の受験番号が発表され、その10日ほど後に認定証が発送されるようです。試験の点数などは発表されないので、正解不正解は試験後に自分で調べる必要があります。この辺りは不親切ですね……。



英単語検定1級 公式問題集の語彙レベル

概要

公式問題集の出題語を SVL12000 の語彙レベルに当てはめる

単検1級の語彙レベルは12000語ですが、都合よく (?) 12000語の英単語が重複なく網羅されている究極の英単語 SVL12000 という英単語リストがあります。SVL12000はレベルが12分割 (SVL1~12。1レベル1000語単位) されているので、公式問題集の出題語が SVL12000 のどの語彙レベルに当てはまるのかを調べてみました。

なお、公式問題集には①~④の試験4回分 (100問 x 4回) の問題が掲載されているので、合計で400問を調べています。

英単語検定1級 100問の内訳
1. 英単語 → 和訳35問
2. 和訳 → 英単語35問
3. 語義 →英単語15問
4. 英単語 → 語義15問

「1. 英単語 → 和訳」の 35問

140単語 (35問 x 4回分)

「英単語→和訳」問題で登場する全140単語を調べてみましたが、138単語はSVL 10~12 (10000~12000語レベル) の英単語であることが分かりました。ちなみに選択肢にある4つの和訳も殆どが SVL 10~12 の英単語に当てはまる和訳なので、問題の英単語がわからなくても和訳に当てはまる英単語を覚えていれば消去法で正解出来ます。

とはいえ個人的にはこの英単語→和訳問題が一番難しいと感じました。自分が覚えていない意味が選択肢に登場する場合があるからです。約80%の正解で合格できるので、5~10問ぐらいはここで落としても大丈夫と割り切って良いのではないでしょうか。

「2. 和訳 → 英単語」の 35問

560単語 (35問 x 4選択肢 x 4回分)

「和訳→英単語」で登場した計560単語ですが、これも殆どが SVL 10~12 の英単語であることが分かりました。②回目の35問だけ出題される英単語の傾向が少し異なり SVL12000 範囲外の難単語もありましたが、基本的には SVL 10~12の単語をしっかりと覚えていれば消去法で正解できるはずなのであまり気にしなくても良いでしょう。

「3. 語義 → 英単語」の 15問

240単語 (15問 x 4選択肢 x 4回分)

「語義→英単語」問題で選択肢に上がった240の英単語ですが、こちらも基本的にはSVL 10~12 の英単語に該当しました。②回目の15問ではSVL12000範囲外の単語が目立ちましたが、正解となる15単語はすべてSVL 10~12の単語だったので、やはりSVL12000さえ押さえておけば大丈夫だと思います。

なお、語義についてはロングマン現代英英辞典Oxford Dictionary (Lexico.com) の説明と同一の文章もあったので、普段からこれら英英辞典で英単語を調べていれば見慣れた形式なのではないでしょうか。

「4. 英単語 → 語義」の 15問

60単語 (15問 x 4回分)

最後の「英単語→語義」の問題となった60単語についても、ほぼ SVL 10~12 の単語で構成されていました。もうSVL12000 さえ覚えておけば良い、という結論にしかなりませんね!

ちなみに選択肢の語義ですが、最初の数語を読めば正解・不正解の判断が付くものが多かったです。制限時間に間に合わなそうであれば、わざわざ全文読む必要はないでしょう。

全100問の語彙レベル

問題と選択肢にある英単語の語彙レベル

1000単語 (250単語 x 4回分)

これまでは問題の形式別に語彙レベルを調べてきましたが、すべてを合わせると100問で250単語使われており、図にすると上記のようになります。SVL 12の単語が一番多く使われるようです。

不正解の選択肢を除外すると…

400単語 (100単語 x 4回分)

4択には不正解となる英単語が含まれているのでそれらを除外し、問題または正解となる英単語のみ抽出した結果が上記図です。400語のうち396語が SVL 10~12 の単語でした! やはりSVL 10~12の3000語をしっかり覚えておけば満点近くとれるという事ですよ……!

語義の文章に使われている英単語の語彙レベルは?

語義は初級~中級の英単語で構成されている

終盤の30問は英単語の語義が掲載されているので、30問×4回分の語義文章中の英単語の語彙レベルを調べました。同一単語が何回か使われている場合がありますが、重複している単語は除外してカウントした結果が上記図です。

語義の内容は出題された英単語に依存する部分もありますが、基本的には初級から中級の英単語で構成されているので、単検1級を受けるレベルであれば語義のなかに未知語がある可能性はほぼありません。普段から英英辞典を使って慣れておけばその他の対策はいらないと思います。



英単語検定1級の対策

SVL12000を覚える!

とにかく究極の英単語 Vol.4 をやる!

公式問題集の傾向を考えると単検1級の対策としては

  • 究極の英単語 Vol.4 (SVL 10~12) の掲載語を、単語単体で意味が取れるように覚える
  • 普段から英英辞典を使う

上記2点に尽きると思います。究極の英単語は書籍版とアプリ版があり、英辞郎や学辞郎からSVLのテキストデータを抽出して Anki などのアプリで覚える事も可能です。ちなみに私は書籍版で覚えた後に Anki でも SVL12000 を一通り復習しました。とにかく SVL 11・12の単語は覚えづらく、100~200時間は余裕で費やしていると思います……。

英英辞典はなんでも良いとは思いますが、公式問題集にはロングマン現代英英辞典の説明が比較的多く掲載されていたように思います。

とりあえず1単語につき意味を1つ覚える!

公式問題集には究極の英単語 Vol.4 には掲載されていない意味で問題に出題されている単語がいくつかありました。なので各単語を辞書でも調べ、全部の意味を覚えるのが理想ではありますが現実的には厳しいです。消去法で正解できる場合もありますし、公式問題集を自分で解いた感想から言えば1単語につき1つの意味を覚えていれば9割は正解できると思うので、とりあえず究極の英単語 Vol.4に掲載されている意味を覚えておけば大丈夫でしょう。

制限時間 (35分) で100問は解けるのか?

公式問題集を解いて自分で確認するのが手っ取り早いと思いますが、とりあえず私はマークシートへの記入時間含めても25分程度で解き終わりました。もし時間が足りないようであれば単語の定着度を上げるために復習しまくりましょう!

ニュースや洋書も読む!

直接的な単検1級対策にはなりませんが、ボキャビルだけだとモチベーションを保ちづらいので並行してニュースや洋書を読むこともオススメします。覚えた単語が洋書で登場すると嬉しいですし記憶に定着しやすくもなります。初・中級者向きの洋書についてはまとめてあるので「定番の洋書75選」を参考にしてください。

以上!